Scene3

涼は 足を挫いた 美由紀を負んぶしながら モザイクの方へと歩いて行く 近づくに連れ また 街の灯りも段々明るくなって来た 涼の背中で寝ている美由紀は その眩い光に起こされた 「う~ん? 何処?」美由紀は 半分まだ意識が盲ろうとする中呟いた

「あぁ 美由紀 起きたか?」 涼が振り向きながら言った 美由紀はやっと目覚め辺りを見回すと 理解した 「私 眠ってたんだぁ 涼 お腹すいたぁ」 美由紀が甘えたな声でねだる

「ったくぅ 目覚めの開口一番が 腹ぁ減ったぁ?へぇへぇ 参っちまうぜぇ 全くぅ それより 大丈夫か?」 涼がまだ心配して言った すると美由紀が「何が?」って人事みたいに聞いた「はぁ?美由紀さっき転けて足ぃ挫いたろ?」と涼が返すと「 あぁ~アレね!フフ ぜーんぶ嘘!」美由紀は またまた悪戯な目で 涼を後ろから覗き込むように言った 「あぁ~やられたぁ~ったくぅ 冗談じゃぁねぇぜぇ ! 降りろ!」涼が言うと「いや!絶対いや!」

「なぁに言ってやがる! 本当は 美由紀重たくて 手が痺れちまってる 早く降りろ!」涼が命令口調で言っても美由紀は一向に気にせず「いやだ! 絶対にいや!」なを言い張る美由紀に涼は 「美由紀ちゃーん 本当に 良いの?」

不気味な声で言った 美由紀も何かを悟った瞬間 涼がこの「野郎ー」と美由紀を こそばし始めた 「キャァーガハハハハ こそばい!止めてぇーグハハハハ」 こそばがりの美由紀にとって死ぬほど辛い 

とうとう美由紀は 「ご ごめんなさいーガハハハハ」と 笑い転げながら謝った そしてとうとう 涼の背中から 降りた美由紀に「ホント心配したんだぞ」と不意に抱きしめ ちょっと真面目な顔で美由紀の目を見据え涼が言った

この時ばかりは 美由紀も涼の自分を思ってくれてる気持ちがヒシヒシと感じられ(涼は口に出して余り言わないけどホントは私の事凄く思ってくれていてそれでいて 何時も我儘な私を何だかんだ言いながら受け止めてくれてそれなのに私は悪戯ばっかして ごめんなさい)と心で思うのだった

「まぁ どうもなけりゃ それでいいやぁ 飯行くか?」涼が聞くと「行く行く!」と即効で美由紀が答えながら また例のごとく 涼の腕にしがみつく 「やれやれぇ 大したお嬢さんだぜぇ へぇへぇ この先が 思い遣られるぅ 全くぅ」一人ボヤく涼 そんな事はお構いなしな美由紀 二人は モザイクの街へと 歩いて行った 


 次回つづく