2013年01月

死ぬかと思ったぜぇ

やぁ みんなぁ 風邪なんかひいて無いか? 気を付けてくれぇ 気を付けるというと この間 仕事で ある街の下水処理場に行った時の事だぁ 下水のプールの水を抜き 中の点検が仕事の内容だぁ

俺ぁ ガス検知が異常無いという事で 仲間と二人 そのプールに入って作業を開始した 水かさは入った時より随分減ってきてる それに連れ 何か 頭がボンヤりして来た その直後 ガス検知の警告音が鳴り響く 

「おい何か 警報音が鳴ってねぇか?」仲間に訪ねた 仲間は「うん そう言われりゃ 鳴ってる気もする」 と返してきた  俺ぁ間違いなく(ヤバイ!)と思った瞬間 地上から すぐに退避しろ!と号令が掛かった

あぁ ヤッパリと思いながら ぼんやりした頭で 兎に角 地上を目指し 何とか無事に地上に這い上がった 後で聞いた話だが 硫化水素が発生したらしく ホント 死ぬかと思ったぜぇ! 

The wind from the sea is blown on you (海からの風は 君に吹いている) 


Scene8


気だるく甘い余韻の中 美由紀は満足したらしく 涼の腕を相も変わらず抱きしめたまま 優しい顔で眠っている

そう 今夜 涼と美由紀は 初めて結ばれ 男と女の仲になった

涼は「とうとう男女の中になっちまったぃ これで 後戻り出来ねぇ この 悪戯子猫と一生付き合うか」と独り思いを巡らし隣で寝ている美由紀を見ると今までと少し見る目が変わってきた事に気づき始めた

今までは 娘見たいに想う気持ちが本当の涼の美由紀を愛している気持ちを支配していたが 今回の件でそれが無くなり 独りの女性として思えて来た

時計を見ると もう 涼が美由紀の所から帰らなければ成らない時間になっていた 涼は 眠る美由紀を 起こさないように そっと腕を外そうとした瞬間 美由紀の腕は涼の腕をキツく抱きしめ返す

「ん? 起きてんのかぁ?」と涼が言うと 美由紀は黙ったまま 例の調子でしがみついたままだった 涼は「へぇへぇ 美由紀 俺ぁ帰る時間だ 腕を離して来んねぇか?」と優しく言った

美由紀は尚も黙ったままだった 「美由紀 俺ぁ仕事なんだぃ 頼むからその腕を話してくれぇ また 近い内に会いに来るから」 涼はそう言って今度は少し力をいれ強引に外しかけた 

すると 今まであんなに強く抱きしめていた美由紀の力が急に抜けてすんなり腕は解けた 涼は少し戸惑いながら美由紀を見た 彼女の頬には気づかなかった 涙の跡がくっきりと薄暗い間接照明の明かりで そこだけが

スポットライトのごとく照らし出され美由紀の思いを 主張している それを見た涼は堪らず美由紀を抱き寄せた そして 「分かったぃ 何か変な言い草だが 今日は二人にとっちゃ 特別の日だぁ 仕事を休む訳には行かねぇから

美由紀! 一緒に仕事行くかぁ?」と言うなり美由紀は飛び起きて「行く!行く!きゃー涼!最高ー!」と涼に飛びつく「へぇへぇ 何なんだぁ?先の涙は?どぉ~こ行っちまったぁ?」涼が美由紀の変わり身の速さに独りボヤいていると

美由紀は「私が黙って泣いていたら 涼は絶対そう言うと思った!思った通りね」と少し自慢げに言うと 涼はハッと思い立った そう モザイクでのあの美由紀が足を挫いて涼が負んぶした一件であった

涼は 恐る恐る美由紀に聞いた 「美由紀まさか 嘘泣き?」 美由紀はまた悪戯な目をして 「ふふ どう?私女優に成れる?」 「あぁ やられたぁ まただぃ 勘弁してくれぇー全くぅ 」 涼がまたボヤいていると 

美由紀は 「私ねぇ 涼のそんな所が だーい好き ふふ ごめんね」と可愛い素振りで言う 「あぁ どういたしまして
俺ぁもう 慣れっこになっちまったぜぇ でも 涙よく出たもんだなぁ?」と涼が美由紀の嘘泣きに感心しきりに言うと

「あぁ 涙ね これよ!」と美由紀は目薬を取ってみせた 「へぇへぇ よくもまぁ 呆れるぜぇ」涼が苦笑いしながら時計を見ると予定時間を30分もオーバーしていた

「あぁ 何てこったぃ 美由紀!急がねぇと間に合わねぇ!早く支度しろぉ あぁ それと カッ飛んでいくから トイレには行っておけぇ」涼が言うと「分かった すぐ支度する でも トイレは余計よ!」と言いながら奥の部屋へと駆け込む美由紀

  そして 支度を済ませた二人は 明け方の都会から涼の街へと あの 心地よいエンジンサウンドを 響きわたせながら 明けの明星が輝き始める ハイウエイに消えていくのであった


次回続く













 
















どっちもどっち

そりゃぁ決まってるだろ 透明人間さ 不老不死ってぇのも一見いいように見えるが よく考えてくれぇみんな 

不老不死だぜ! 死なないってことだぁ ゾンビじゃあるまいし 俺ぁ 嫌だね 考えても見ろ 子供が年食って死んでいく姿なんて 絶対ぇ見たくねえしな

それに比べりゃ 透明人間なら…  いやぁ やっぱり辞めたぃ 悪趣味だぁ なんだって出来ちまう 悪いが

俺の趣味には 合わねぇ 俺の場合 なるならどっち?と聞かれても どっちもどっちだぃ 

久しぶりだぜぇ

いやぁー みんなぁ どうしてたぁ? 俺ぁちょっとこの頃 忙しくて ブログの方も手が回らなくて 久しぶりの 更新だぃ 俺のブログ更新を待っててくれた 読者に迷惑かけて済まねぇと思ってる へぇへぇ 自己満足の塊見てぇだ

そんなにアクセスも無ぇのにな  まぁ それはそれだぃ また 面白そうな記事 どんどん書いていくから 宜しくな!

海からの風は気持ちよかったぜ

いやぁ みんな 調子はどうだい? 俺ぁ まあまあだぁ あぁ 日付が変わってるから 昨日の事だ 久しぶりに 神戸に行ったぜぇ あぁ 何だって 神戸に?

へぇへぇ そうさ 神戸だぃ 何しに神戸まで? と言うと ヒョンな事から 自転車を手に入れちまった 俺ぁ 神戸に自転車を引取りに行ったのさぁ

これまたお洒落な自転車で 気に入ってる ビーチクルザーって奴だ アメリカ製のハンドメイドで この辺じゃ滅多に見かけねぇ代物さ

軽トラに積んで帰り 大蔵海岸に寄り道して 自転車を降ろし 早速海岸線を ゆっくりと サイクリングしたぜぇ これがまた 気持ちよかった 景色も抜群だしな! で 小一時間ばかしゆっくりした時間を過ごし 帰ってきた

たまには良いもんだぜぇ 寒いから家に引きこもりがちだが みんなも 自転車で 近所をゆっくりと 散策してみると
普段気づかなかったような 新しい発見があるかも知んねぇぜぇ

じゃぁ またな   abayo!
 

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